１億４１００万人だよ世界の感染者累計は、死者は３０１万人だ、大惨事だね。ようやくわが町にもワクチンが届きそうだが最初は７５才以上、それ以外は後日連絡するそうだ、いつのことやら。アメリカは１億９千万人、中国は１億７５００万人、インドでは１億１１０万人がワクチン接種を済ませているというのにね。
　原発汚染水を海に流すそうだ、１０年間の無策のつけだね。緊急事態宣言が都府県で出される、何度目か忘れてしまったが無策のつけだね。

　インドの感染は毎日１０万人単位、神に祈って病気を治す人が多いのだろう。ヒンドゥはインド教という意味なんだ、どの宗教とも同じように他の信仰を排除する。しかし仏教はがんばってヒンドゥと馴れ合い…いや訂正、習合したのさ。その縁で寺には菩薩や四天王、観音様がにぎにぎしく並んでいる、みんな元は恐ろしいヒンドゥの神様さ。そのうえ仏教は中国では道教と、日本に伝来して八百万の神様と習合した。そして寺の境内に神社を建てて同居した。坊さんは胃が丈夫だとみえて何でも消化してしまうようだよ。
　この郷にもインド食堂が二つある。北インド風はひりひり辛いカレーとナン、南方風は穏やかな辛さとライスだ。料理人も北は尖った顔形で南は鼻も体も丸まっている、少しステレオタイプな言い方だがね。北の店は調理場をガラス貼りにして通行人に匂いをかがせインド人コックを見せたよ、つまりウナギ屋流だが２年でつぶれた。
　ヒンドゥの神様はまっすぐ見る、口ほどもある白目の真ん中に真っ黒な瞳、ただマンガの美少女のような光を宿す情感あふれる潤んだ瞳ではない、まっすぐに睨みつける。ボリウッドの俳優がまばたきせずにカメラを見据えるのと同じさ。ヒンドゥの神様は自分の顔に似せてインド人を創ったのだろう。仏像が慈悲と宥和の姿をしているのは外国人の好みに合わせているんだ、順応力抜群さ。。
　今頃あのコックは何をしているのだろう。まさかサドゥ（修行者）になって断食しているのではなかろうね。顔は思い出せないが見開いた目と口元の笑いはありありと浮かんでくる。シバとかヤマとか恐ろしい神様に願ってコロナ撲滅を祈っているのかな、だが店がつぶれたのはコロナのせいだとも思えないけれどね。

　花粉の季節だが今年は大丈夫、マスクという強い味方があるからだ。ようやくマスクをつけて外出する習慣が身についた。レジ袋とともに必携の品だ。お洒落なマスクは未だ定着していない、供給はできるのに需要を開拓できなかったのさ、残念。確かに鬱陶しいパーツだから模様がついていると一層癪にさわるのだろうね。

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