もう3年たったのか、横浜で初めてコロナ感染者が始めて診察されてからずっとウィズコロナの日々を過ごしてきたのだ。クルーズ船の集団感染にどれだけびっくりしたものか昔語りになったよ。ようやくWHOも緊急事態宣言を終了しようと協議を始めた。なにしろ本場の中国が感染者ゼロを宣言しているのだ。もっとも感染している人は何億人、火葬場があふれかえっているのにさ。春節では陰性証明を示した旅行者の2割が陽性だったという、検査がずさんというより偽検査・偽証明が横行しているのだろうね。日本があわてて空港検査を厳重にしたら中国政府が怒ったよ、日本人にはビザを出さないと宣言した。2週間ばかりで撤回したが今度は韓国に八つ当たりしている、目に余るな。今年の爆買いは薬品だそうだ。春節の移動者21億人がウィルスを感染させあって全員に抗体をつくる、これが新しいゼロコロナ対策、都合良くできている。今までのは何だったのだろう。
日本もコロナをインフルエンザと同様の扱いにすることに決めた。5月実施の予定だとさ、後からアメリカがコロナ無視政策を発表したがそれも実施は5月だ、どうも日本の対応はコソコソとしているようで嫌になる。ワクチン接種を有料にする案も撤回した。マスクは個人判断にすると発言したがこれも撤回した、場当たりなんだ。そんな日本政府なのにWHOはコロナ対策に成功した国の一つに数えている。ファンタジーだよ。
きりがない…という結論でこの物語も終ろうかなと思います、物語の種も尽きたしね。
ただ歴史の教科書には何ページも割いて色々なことが記されるだろう、語り部なんてのも出てきてさ。
澄み切った波が寝息を立てるように静かに寄せてきて小石を一つ一ついとおしむようになでている。ひっそりと命が隠れているような冬の海だ。
白い鳥が岩場の蔭で憩っている、一羽は浮かんでいる。黒い鳥は並んで首を伸ばしている。海の広がりの先には黒く山が連らなっていて一際高く白雪の富士山がそびえている。砂浜に足跡が続いているのは舟を出したのだろう、へさきに松の枝を立てて一年の望みを祈願している。
「温かくて良い正月です」
漁師たちはそういう挨拶を交わしている。