世界の感染者は通算5億3千万人、死者は628万人だってさ。ようやく欧米は旅行を再会し、ほぼコロナ以前の状態に戻ったそうだ。日本もすぐに追随しそうだ。
 アメリカ・オーストラリア・インドの大統領が来日して会議を開いた。予定は対中問題だったが急に対ロが加わった、インドは微妙な動きをしている。フィンランドとスエーデンがNATOに加盟申請をしているがこちらはトルコが拒否する。国際政治は難しいね。

 どこかの自治体がシェルターをくれるってさ、ふるさと納税を2千万円納めるならその返礼品としてね。その自治体の住民は皆がシェルターで暮らしているのかな、なら究極の三密回避だね。遮音だから楽器練習にどうぞってPRしている、問い合わせが多いそうだ。庭に置けばセカンドハウスになるし津波が来ても浮くのだそうだ。当然ながら核戦争にも対応している。いつかその日が来ると、住人は安全を享受して明るい笑顔を浮かべるのだろうね。他人の不幸は蜜の味だからさ。
 半地下暮らしの下に本地下暮らしがある、韓国映画を見たよ、汚水とキムチの臭いが漂ってきた、貧困はしみじみいやだ。
本地下の下には何があるのだろう、東京だったら戦災震災の瓦礫、その下は江戸のガラクタ、その下は縄文・石器までと時代がさかのぼれるんだ、もっと下はジュラ期、地球誕生からずっと大地はあったのだと思うと心強くなるだろう、まあどうでもいいことだがね。恐竜も一っ時だけ支配者になったが衰退して、その末裔の鳥はついに人に食われるようになってしまった。人も一っ時繁栄したがやがて食われる対象に、何に!
 コロナだって人食いウィルスになるDNAを持っているに違いない。つまりシェルターなんてないんだよ。

 百花斉放の季節だ、そう言われて浮かれ騒いだ紅衛兵の悲劇を思い出す。天子は一度約束すると翻言しなかったそうだが、共産党首席の言葉には信がない。
 家々は花が繚乱と咲き誇っている。同じ色と種類ではない、各家の個性なのだろうカタカナ名前のついた花だ。
夏ミカンの花も満開だが実を取らないので少し窮屈そうだ。見事に実ったのだから、たとえ食べなくても努力をねぎらってやればいいのにと思ったよ。

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