北朝鮮が激しい感染だそうだ、今まではゼロと言っていたのにね。軍事パレードでたくさんの人を動員したから一挙に拡大したらしい。平壌市民の四分の一が感染、柳の葉を煎じて塩水を飲んで治療しているという、それでも偉大な将軍様なんだよ。ロシアの若者はスターリン崇拝だって、事実をなにも教えられていないからね。知らしむべからず、歴史は宗教同様アヘンなのさ、ロシア正教のトップはプーチンの部下だってさ、マルクス以来、幹部は無神論者かと思っていたよ。
 ファイザー社の純利益が3ヶ月で80億ドルだって、社長室の神棚にウィルスを祀っているんじゃないかな。日本でもあやかろうと数社が開発を再開したらしいがまだできない。後の祭になりそうだ。

 3年ぶりのお祭りが復活している、リオのカーニバルも博多ドンタクも浜松祭もやった。これでやっと祭礼浴ができるとうれしくなった、頭から全身にお祭りのエネルギーを浴びる、健康増進にはこれが一番だよ。
けど神田祭はやらない、三社祭は縮小、この判断基準というのは何なんだろうね。
 北広島の花田植えも今年はやらない、大阪住吉のお田植えも神事だけ。着飾った早乙女と牛が田に入り歌い囃して神様を喜ばせる、苗を植え、刈り入れまで5ヶ月間の粒々辛苦の壮大な事業をシュミレーションする。大方の日本人は予祝行事などと他人事みたいな言い方をする、稲作民族からは脱皮しているようだ。
 神様に暮らしを見てもらい、平和と豊穣の喜びを共にし、それが続くことを願う。神様は郷の祖霊であり全国規模の分霊だ。その祭りが行われない、神様にとっても大災厄だよ、三密を避けろと言われれば共に喜ぶこともできない。さぞ嘆かわしいと思っておられるだろうがコロナではお手上げさ、神社はひっそりしている。
 こんな事態でも絵馬が掲げられ無病息災の隣に病気回復がカサコソ音を立てている。恋愛願望と安産祈願、受験合格と商売繁盛はかかわりがある、しかし頼み込まれた神様はどんな気分なんだろうね。もしかすると絵馬同士が肩肘張っていがみあうのを仲裁してくれているのかもしれない。絵馬代5百円で神様にそんな面倒をかけない方がいいよ。

 ヒヨドリが水を飲んでいる、チラッとこちらを見た。威嚇する丸い目、機敏な動作、ウロコのような足と鋭い爪、鳥は恐竜の子孫だということがよく分かる。ウグイスは山に帰っていったのかな、今度は山からホトトギスが下りてきてやかましく鳴きたてるだろう。南からはツバメ、この地で出迎えるのはセキレイさ、スズメやカラスは見て見ぬふりするだけだろうよ。

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