感染者累計6万人だ、GDPが30%落ち込んだと発表された。世界中が横並び、まるで戦時と同じだ。ただ中国だけが経済回復を報告している、我が国はコロナ対策が完璧だからだとさ、自分のところから感染が始まったのに何という言い草だろうね。 28日になって突然、安部首相が辞任した、理由は病気さコロナじゃないよ。いろいろな不手際を追求されて嫌になったのだろう。国会も内閣もドタバタと対応していたな。
早朝からたくさんの女性が海岸に集まってくるんだ、初めは新興宗教かと思ったよ。波打ち際にマットを敷いて横になる、ヨガだ、なら怖がることはない。
インドのヨガ行者(サドゥ)は汚いよ、爪も髪も伸ばし放題、ボロボロの衣、ただ沐浴は義務だから水にはつかるがそれが汚い水だ。社会的に功なしとげると世捨て人になる、だからサドゥには社長も学者もいる、貧乏人は食うのが精一杯だから世捨て人にはなれない。彼らのヨガは過酷だよ、死ぬまで片足を上げているとか、飯も食わずに木の枝に横たわっているとか、自分がこうすると決めた修業だから何でもありなんだ、美容のため健康のためなどといったら一蹴されるよ。
ひとしきりワニのポーズやラッコのポーズをやって彼女らは家に帰る、充足感に包まれて朝食をとる、空と海と風の精気をたっぷり吸収したからね。
インドの神様は極彩色で目がキラキラ大きくて真赤な唇をしている。カーマストラなんて男女和合の絵や彫刻があり、象の顔のガネッシュだの全身が青くて生首を持ったカーリー女神がセックスしている、ヨガの娘に見せたいね。そんなことは承知で己の欲望を鎮めているのならヨガは素敵だ。阿修羅なんて美少年だし毘沙門なんかマッチョだから抱かれてみたいと思うのかな。
実は腹回りが2センチ延びてズボンの危機なんだ。何か対策をとらなければ、早寝早起き腹八分、お菓子は食べない、ひたすら散歩をする、高齢者はみんな実践していることだな。残るのは晩酌だけだがここまで及ぶと生きる甲斐がなくなる。健康のためなら死んでもいいなんてご免だよ。
お盆過ぎの墓場はきれいに整頓されている。新しい塔婆が立ち草はきれいに刈られている。つい先日は墓石より高いセイタカアワダチソウが繁っていたのにね。坊さんも稼ぎを終えて一休みしているだろう。この郷には浄土宗の寺が多いのだが昔からの檀家は高齢化してどこも新規墓地募集の看板がかかっている。流行だから樹木葬も勧めている。この間からブルトーザーがゴーゴー音立てて山を崩していたのは墓地作りだったんだ。墓がないという無常感を湧き起こし、墓ができたから人並みになったという安堵感を演出する、寺も巧妙さ。家制度は消滅したが墓制度はまだ継続しているようだな。
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