コロナ…閉塞の日々
明け暮れ眩暈の物語

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 コロナを世界悲惨遺産の筆頭に登録しよう、ミャンマーとか香港とか、当然ながら東北大震災もウクライナもリストに入ります。なにしろテレビも新聞もニュースといえばそればかり、見る者聞く者を鬱屈とか焦燥とか恐怖とか不安とかそんな閉塞感にかりたてるのです。発熱や喉の痛みはまだしも臭覚・味覚に障りが出たらどうしよう、ただし眩暈の症状はなかったかな。だから眩暈するようなチョト怖の話をこしらえました、厄払いの気分です。ただコロナと眩暈だけでは後味最悪なので口直しに、コロナにかかわりなく移りゆく季節の景色を彩りに添えました。ウィルスは悠々と、季節も自然のままに変化します、事態を受け止められない人間だけがじたばたしている、それを尻目にコロナはどこまでも続いていきます。早く収束してくれないと話が種切れになってしまうと焦っています。


2022  5  22